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「株式会社GM-Exchange」代表、宇田川氏インタビュー

MMOに関わる様々な人との対談、インタビューなどをそのまま保存しています。
生の状況をそのまま感じれるよう、録音時の会話をそのままアップしている時もあります。

GM-Exchangeと宇田川氏の概要

GM-Exchangeについて

MMO総合研究所管理人(以下MMO):
まず規約違反行為であるRMTを、起業しようと思ったきっかけはなんですか?

GM-Exchange代表宇田川氏(以下GM):
まずRMTのもつ法律的な事に関してですが、昔から法的な事などについては、弁 護士とはよく相談していました。最終的にRMTには違法性は無い、というよりは 対応する法律自体が存在しない、という結論に達しました。唯一著作権の部分が 問題になるかもしれなかったんですが、先日のACCS(コンピュータソフトウェア 著作権協会)のプレスリリース (http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/11/09/9780.html)に より、その懸念点も消えました。これらから法律面での問題はクリアできると考 えたので、ビジネスとして有りだな、と思ったんです。
 規約違反に関しては 規約とはあくまでプレイヤーとメーカーの約束事で、法律 ではなくメーカー側が決めたものなんで、それに関してはこの先メーカーとの話 し合い等で解決していきたいと弊社としては考えています。

MMO:では起業の際、規約違反行為であること故の罪悪感等はありました?

GM:法律を犯していれば当然それはありますが、規約はお互いが決めたルールなので、それは双方の相談の上で解決出来ると考えています。今までのビジネスでもそれでやってきているので、特に罪悪感という物は感じていないですね。

MMO:今の心境もそれは変わらずですか?

GM:そうですね、今もその心境でやっています。

MMO:運営会社との話し合いは、実際どのようになされているのか?

GM::当社からは当然メーカー側に働きかけています。
が、現状RMTに対して非常にイメージが悪いので、例えばゲームメーカーがRMT業者と何らかの話し合いや直接的なやり取りがあったのであれば、その内容がオンラインゲーム自体の健全化に向けた建設的な内容であったとしても、そのメーカーに対して第三者にあらぬ疑いや、良くないイメージを抱かれてしまう危険性がありますよね。
メーカーはそれを大変危惧しているんじゃないかと思います。我々としても彼らと共存していきたい気持ちがあるので、そこを無理強いすることは出来ないです。ですので、まず、まともなRMT会社があるという事実を世間に受け入れてもらう事が先決で、企業間同士での話し合いなどはこれからまだまだ先の事だと思います。

MMO:では、まだ運営会社からの働きかけというのは無いんですか?

GM:いいえ、皆さんの想像以上に、いろいろな形でメーカー側からコンタクトはとっていただけています。
ただそれは、直接的、具体的な動きではなく、 各代表団体を通しての働きかけで、まずお互いを知ろう、話し合いをしよう、といった 本格的な話し合いの前段階の動きですね。

MMO:規約違反等について運営会社から何か直接的な動きは無いと言う事ですか?

GM:ごく一部のメーカーさんから規約違反について警告をされました。
ただ、こちらから弁護士を通して回答した所、やはりどうしてもそこから先、話が進まなくなりますね。あくまで警告のみという形でのご連絡という事でしょうね。

MMO:では、その直接的な動きが無いのに、メーカーの規約に「RMT禁止の条文」を載せている事についてはどう思われますか?

GM:致し方ないと思います。
僕がゲームメーカーの人間だとしても、同じ事をすると思います。例えば、身内に飯をおごって、その対価にゲーム通貨を求めたとしたら、それはRMTですよね。で、これを規制できるかといえば、これは規制できないですし、じゃあそういった部分も規制できないからといって条文をはずすと、BOTだのチートだのの集団に対しての対抗策が何もなくなってしまいますよね。ですので、僕はゲームメーカーが今の状況下で、そのスタンスを維持することについては肯定します。

MMO:RMT業者は御社以外にも多数存在します、はたして御社を選んで使う理由というのはあるのでしょうか?

GM:うちを使っていただいているお客様には、うちを信頼しているからこそ うちを使っていただいていると考えています。やはりどうしても金額では勝てない相手(海外のRMT業者)がいるので、うちはとにかく信頼を重視をしています。

MMO:御社の一番の売り部分というのをアピールするとすれば、どこをアピールしますか?

GM:一番の売りとしてはやはり利便性ですね。
年末年始の休みもなく、クレジットカード決済等の多様な対応等をしております。

MMO:現在の御社の売り上げ、利益など、差し支えの無い、答えられる範囲でお答えいただけますか?

GM:詳しくは内緒です。
ただ今まで僕が携わってきたビジネスの中では非常に急成長させている、と思います。現在も成長を続けており、売り上げも常に伸びています。少なくともスタッフ12人が食うには困らない程度だとお考えください。

MMO:社長と社員での給料の差などは結構あるのですか?

GM:昔の仕事関連の知り合い等でこの会社を立ち上げたので、社長、社員などで給料の差はあまり無いですね。

MMO:ゲーム内通貨を普段どのような手段で入手されていますか?

GM:100%買取で入手させていただいてます。
ゲームタイトルにもよりますが、買取メンバーさん(通貨をGMに売る人)は7000人強を抱えていますので、例えば買い取り募集をした場合、早ければ15秒以内にこちらの希望額が集まる状況です。ですので、他(メンバー以外)から買う、独自に社で通貨を稼ぐ必要は無いですね。逆に独自に稼ぎ出すと、違法性が出てくる恐れがあるので、うちが手を付けるようなビジネスモデルでは無いです。

MMO:ゲーム内での実際の取引の手順等を詳しくお聞かせ願えますか?

GM:細かい手順に関しては、ゲームごとにも異なるので注文の際、メールの中で細かく手順等を明記させていただいてます。その他、手順の事に関してはホームページのFAQに書いてありますので、そちらへどうぞ。

MMO:御社で通貨を買う場合、特に御社にこちらの個人情報を知らせる必要は無いですが、その場合、年齢制限など無く誰でも買えるわけですが、法律的には問題ないのでしょうか?

GM:子供でも物は買っていいと思いますので、特に法律的には問題はないと思います。ただし保護者からの同意というのは必ず得てもらうように、という風にはうちとしても書かせていただいてます。

MMO:未成熟な子供が擬似通貨等を買ってしまう事は倫理的にどうなの?、という意見ついてはどうお考えですか?

GM:問題としてすごく発展しうる事ではあると思う。ただそれはRMTに限らずインターネットの売買全てに関する問題なので、そういった中で解決していく事かな、と思います。

MMO:クーリングオフなどについての対応はどうなっているでしょうか?

GM:商品が劣化する事や、全く違うものが届く、という事がまず無いことですので今まで何万件も取引はしてきましたが、そういう事は1件もないです。もちろん、正当な理由であれば、返品などは対応させていただいております。

MMO:御社はプレイヤーからの通貨買取もなさっているようですが、その通貨の入手方法等が違法、不正であるかどうか判断はできないと思うのですが、その事についてはどうされてますか?

GM:正直判断の出来るものではないですね。
ただ、うちの方針として「常に正しくあれ」という方向性はありますが、非現実的な方法(それを判断しようとする事)は一切とらないです。もちろん、そこに穴があることは十分理解していますけれども、ふさぎ様が無い穴であれば、今はしかたない、と判断しております。ただ、うちの会社の方針と、市場を健全化していく中で、正していこうとは考えております。

MMO:ではいかなる場合も買取を断る事は無いのでしょうか?

GM:明らかに分かりやすいBOT等を使って個人の容量を超えた大量の通貨を販売される方は簡単に判断出来ますので、それらについては当然排除させていただいております。さらに、何か問題があるな、と思ったら一度メールにて確認をさせて頂くこともあります。が、それ以上はやはり何も出来ないですね。

MMO:御社の規約には、「不正の目的を持ってサービスを利用する事」を禁じる項目がありますが、RMT行為が既に不正行為なのですが、この矛盾点についてご回答をお聞かせ願えますでしょうか?

GM:規約の対象が別で、当社の規約は当社のサービスに対しての物です。それとこれとは問題が全然別のものだと思います。

MMO:御社的に最近困っていることなどございますでしょうか?

GM:今一番厄介なのは、うちのサーバーへの中国からのDDoS攻撃が激しい事ですね。
うちのサーバーはかなり強固にしてあるので、よっぽどのことが無い限り落ちたりはしないんですがやはり動作が重くなってしまうので、困りますね。 一時期はうちも含め日本人業者はこの攻撃を頻繁に受けているようでした。 やってる人間は中国系のRMT業者かどうかわからないですけども、少なくともうちと中国系の業者の関係というのは、そんな感じです。

MMO:中国系のRMTサイトは大丈夫そうでしたか?

GM:そうですね、一見(攻撃は)受けてなさそうな感じでした。
ただ、こういうのは、中国からの攻撃に見せかけて他の人間がやっている、という可能性もありますので、誰がやっている、というのは実際のところは分からないんですけどね。

MMO:御社はRMT倫理協会(http://rmtethics.com/)(以下、REA)というRMT業者の集まりである会の会員であると、御社サイト上ロゴで告知されていますが、RMT業者そのものがうさんくさいイメージなので、私はそのロゴを見たとき逆にマイナスイメージを持ってしまいました。REAとは一体どういう集まりなのですか?

GM:確かに現時点ではREAは全然アピールが足りないので、そう思われても仕方ないと思います。ただ、現実に結束しているメンバーは、全員間違いなく僕と同じような考えを持って健全なRMTの確立を目指していると思います。今後は各団体に、健全なRMTを広めるためREAの方から働きかけをしていきたいですね。

MMO:御社はREA初期段階から関わっておられるのでしょうか?

GM:GM-ExchangeはREA設立当初から関わらしていただいてます。REAとしての具体的な動きとしては、各ゲーム関連の社団法人などにアプローチをさせていただいています。

MMO:REAとは別のRMT団体である、RMT委員会というものについてお聞かせ願えますか?

GM:うち(REA)とは全く別の考えを持った団体様で、正直あまり仲が良くは無いです。 我々は将来の市場を作っていかなくてはこの先が無い、というスタンスでやっているので どうしても相容れない所がありますね。 詳しいことはあちらの管理人様がやられているので、よく分からないです。

MMO:最近ROにて、バグによる通貨増殖などの騒ぎがありましたが、この件に対してRMTへの影響はありましたか?

GM:ROとRMTの関係ついてはそれより何よりBOTにつきると思います。
これをなくさない限り、良好なユーザー環境は生まれてこないと思いますのでBOT以外のROの事件がRMT市場に大きく影響を与えることはあまり考えられないですね。

MMO:GH社が最近急にBOT対策をしだした裏には、業を煮やした国民生活センターが強制的に対策をした、という噂がありますが、これについてどう思われますか?

GM:GH社が国民生活センターに意見を仰ぐ事はあるとは思いますが、国民生活センターに そのような技術に長けた人材は居ないと思いますし、そのような強制力も無いと思います。何よりGH様にとって何のメリットも無いので、そのような事は無いと思いますよ、ただの噂だと思います。

MMO:ROキャンギャルの内部告発が一時期雑誌等で騒がれましたが、あれについてどう思いますか?

GM:あれはちょっと信用はしちゃいましたけど、実際どうなのかは分からないで すね。
でもGH社も強固な1枚岩では無いと思いますから、末端まで企業的な倫理などが 浸透してるわけではないのかもしれません。そうなると担当者レベルでは個人的 な利益を優先する人間、というのはいるのかも知れませんね。
でも、健全であって欲しいです。

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